裏世界ピクニック9巻のネタバレと感想

マンガ

『裏世界ピクニック』9巻のネタバレ、あらすじ、および感想を紹介します。

空魚と鳥子は、閏間冴月という人物にだんだん追い込まれていき、逃げることができなくなってしまいます。

鳥子はコトリバコの呪いにかかり、身動きが取れなくなってしまいますが、空魚は彼女を助けたいと必死になります。

果たして、彼らはこの苦境から脱出することができるのでしょうか?

また、冴月が仕掛けたコトリバコの罠には、どのような思惑があるのでしょうか?

第47話 箱の中の小鳥Ⅵ

コトリバコの呪いによって意識を失い、昏倒してしまった鳥子を救うため、目の前に現れた冴月に立ち向かう決意を固めた空魚。

何らかの問題が発生しても、今は彼女を助けなければならないと、鳥子の身体の中に渦巻く呪いを見つめる空魚。

鳥子の肉体の中には収まることのない赤い小鳥の蠢きがあり、手段を模索しながらも鳥子は悶え苦しんでいます。

空魚は意識を失いかけている鳥子を懸命に呼びかけ、起こそうとするが、もし今、目を開けたら冴月に引き込まれてしまうと、倒れている鳥子の上に覆い被さる。

意識が混乱し、痛みが引いたと笑顔を向ける鳥子と、窮地へ追いやられる空魚・・。

果たしてこの窮地から抜け出すことができるのでしょうか?

第48話 ヤマノケハイⅠ

冴月から逃れ、コトリバコの呪いも解け、検査結果も異状なしと安心した鳥子と空魚。

二人は小桜に連れられて中華料理屋に食事に行くことにしました。

DS研究奨励会の騒動から2日が経ち、食欲も問題ない鳥子を見ながら、空魚は気掛かりを隠しきれませんでした。

冴月が仕掛けたコトリバコの罠の真意。

彼女は現在、裏世界の最深部に到着し、向こう側の存在とつながっている可能性があり、鳥子をおびき寄せようとしているのではないかと空魚は考えます。

もし鳥子が冴月が裏世界の最深部にいることを知ってしまえば、追いかけるのは避けられず、それを止めることはできません。

冴月が何を考えているのか、空魚は恐怖と不安を感じます。

第49話 ヤマノケハイⅡ

裏世界の探検家である鳥子と空魚は、新しいルート開拓のためにAP-1で旅していました。途中で森の中に展望台を見つけました。

銃を手にして内部を調査すると、二人は屋上に向かいました。そこには宇宙服が置かれていました。

二人は最初、誰かが入っているのではと警戒しながら宇宙服に近づきました。しかし、宇宙服は反応しませんでした。ヘルメットを開けてみると、中は誰もいない抜け殻でした。

宇宙服に書かれた文字は化けており、読むことができませんでした。鳥子は防護服なのではないかと考えました。

周囲を調べると、馴染みがない人物の写真やさびれた望遠鏡がありました。場所は閑散としていました。

しかし、森を見渡せる風景は綺麗で、鳥子はこの場でお弁当を食べることを空魚に勧めました。

宇宙服のことは気になりますが、二人はここでランチタイムに入りました。

果たして二人は無事に食事を終えることができるのでしょうか?

第50話 ヤマノケハイⅢ

食事をしていた最中、突如として展望台の周辺が暗くなりました。慌てて外に出ると、森の中から白い生物が現れました。

「テン・・・ソウ・・・メツ」と、薄気味の悪い声を上げながら近づいてきます。それを見て、空魚はそれがヤマノケだと気付きます。

ヤマノケは都市伝説に登場する、女性にとりつく怪異です。ある物語では、ドライブに訪れた父と娘がヤマノケに遭遇し、娘が取り憑かれてしまうという怖い話があります。

ヤマノケが自分たちを見つめながら近づいてくる中、鳥子と空魚は銃を構え発砲します。しかし、銃声が鳴り響いてもヤマノケは消えません。消えたように見えたヤマノケは、実は空魚の中に入り込んでいたのです。

ヤマノケに意識をはく奪、空魚は何かを塗り替えられてしまう感覚に陥ります。鳥子は警戒しながら、ヤマノケはどこへ消えてしまったのかと不安に思います。

果たして、空魚はヤマノケから逃れることができるのでしょうか?

第51話 サンヌキさんとカラテカさんⅠ

とりあえず、ヤマノケから難を逃れ、裏世界での安全なルートを切り拓き空魚と鳥子は、小桜の自宅に向かっていました。

そして、自宅に入ると、そこには以前関わった人物、瀬戸茜理(カラテカちゃん)がいました。

茜理の来訪に戸惑いながらも、空魚はなるべく関わりたくなかった彼女と打ち解け、楽しそうにしていた彼女がどうやってここに来たのか不思議に思います。

不安を抱えながらも、空魚は頭を悩ませます。

間章 白昼の客

和やかな時間を過ごしていた小桜。

しかし、静寂は突然終わりを告げました。一人の女子大生・茜理が現れ、彼女は空魚と鳥子の知り合いでした。

戸惑いながらも、うっかりと茜理を自宅に招き入れてしまった小桜は、仕方なく彼女をもてなします。

お茶を用意し、茜理が持ってきた洋菓子を一緒に食べることになりました。小桜は風変わりな珍客との時間を過ごすことになり、複雑な思いを抱くことになりました。

感想

今回は、危険な橋を渡る二人、鳥子と空魚のピンチが多かった話でしたね。

特に、冴月という存在は謎に包まれています。

彼女は一体何者なのでしょうか?

彼女は裏世界に深く関わっており、もはや人間ではないような存在になりつつあると、空魚は警戒しています。

一方、鳥子はどうなるのでしょうか?

彼女自身は冴月については全く気づいていないようです。

鳥子の発言からも、冴月が近くにいたことさえ気づいていないようです。

冴月の目的は一体何なのでしょうか?

今後の展開には興味が尽きませんね。

後半では、鳥子が空魚の危機を救うためにヤマノケと戦いますが、ヤマノケは本当に怖かったです。

夜中に読んでいたので、本当に驚かされました。

しかし、鳥子は空魚を助けるために必死になり、彼女の勇気には感心します。

鳥子は空魚を大切に思っているのでしょう。

彼女は冴月には負けたくないと思っているようです。

今回はまた、カラテカちゃんこと茜理が再登場しました。

小桜さんとお茶をするなんて、彼女のコミュニケーション能力は本当に高いですね。

まあ、小桜さんも少し怒っていましたが・・。

笑顔ほど怖いものはないと言いますからね。

次巻では、鳥子と空魚がどんな事件に巻き込まれるのか、楽しみですね・・。

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